ほ、ほ、ほ、ほんとうに。こ、こ、こ、この夢のような“奇蹟”に、
グランドファンク・トリビュートバンドとして参加させて頂きました!
証拠写真をご覧くださいっ!
目眩がするような日本最強ハードロック・ミュージシャンの方々の名前の下のほうに、居ますでしょ。(す、す、すみませんっ)
このボードに書かれている全員の方が、この物凄いメンバーの全員の方が、こんなボク達にまでほんとうに優しく心遣いしてくださって、感動と感謝と緊張と嬉しさがごっちゃになって、ほんとうに夢のような素晴らしい時間を体験させて頂きました。
もう全員の方々が尊敬して止まないフェバリット・アーティストなのに、もっともっと大ファンになってしまいました。
親切なアドバイスをたくさん頂きましたし、素晴らしい音楽体験をたくさん聞かして頂きましたし、楽器の話、あの時代の話、そして間近に凄まじいテクニックと感性に裏付けられたプロフェッショナルな演奏を見せて頂いて、ほんとうにナニモカモ勉強させて頂きました。
この日、“選ばれし観客”(笑)となり、この奇跡のライヴを一緒に体験した皆さん。
暖かい声援、ほんとうにありがとうございました。
そして、強烈な演奏で支えてくださった、
佐藤研二さん、厚見さん、ほんとうにありがとうございました。
これが夢の実現、グランドファンク・トリビュート・バンド、ブラックリコリスのセットリストです。
1. Footstonpin' Music
2. Closer To Home
3. Heartbraker
4. Inside Lookin' Out
この日の一週間前「新橋ZZ」は、厚見さんの「左手メル奏法」による、G+Dr+Key という、GFRトリビュートバンドとしては恐らく世界唯一のトリオ編成でのライヴでしたが、今回は4人編成です。
そして改めて、厚見さんの「両手クレイグ奏法」の凄まじさたるや。
しかも今回は、ハモンドC3の上にHOHNER クラビネットD6 を置き、更に本物のメロトロンも持ち出しての、正にクレイグフロスト・コレクション総揃い!というトテツモナイ機材セッティングで、「本物」のヴィンテージ・キーボード・サウンドを初体験した方も多かったのではないでしょうか。
当日場内撮影禁止だったのですが、特別に公開許可頂きました。
ご覧ください!この壮絶なる機材を!
先ずは右側。
ハモンドC3の上にHOHNER クラビネットD6 が置かれた、まるでクレイグフロストのようなこの画!
じ〜ん。。。。感動。。。かっこよすぎます。
後ろのVOXアンプの壁は、これはギターアンプです。クラビネットはこのギターアンプにつないで、歪ませて、炸裂したのです。
Footstonpin Musicの歌バックで鳴り響いていた「まるでリズムギター」のようなバッキングは、ギターではなく、このVOXから放たれるクラビだったのです。
あんまりかっこいいんで、もう一枚、ウルトラかっこいい別角度の画像も。
背面は、こうなっているのです。
見る人が見れば、強力にビートアップされている様が分かる、貴重なお宝映像です。
そして背景に天高く積み上げられたレスリースピーカー3段積みが、文字通り、あきらかに天井に触れているのを見逃さないでください。
別角度画像はコレ。
高々と積み上げられた2台のレスリースピーカーの、そのまた上に、左側にもある黒いミニ・レスリー(ミニと言ってもデカイ)が、もう1台積み上げられています。
ラックの上のミニ・レスリーも合わせ、4台のレスリースピーカーがクルクル回っている光景にさぞかし皆さん驚くだろう。と積み上げながらほくそ笑んだのですが、
天井に近すぎて、レスリー3段積みだったことに気付かなかったお客さんも多かったみたいで。(笑)
ようく見ると、ラックの下にメロトロンの音を爆音で鳴らすためのドデカいスピーカーがあります。(←この日の会場のPAスピーカーよりデカイ。(笑))
で。そのスピーカーの前。正面から見て左側の壁はこうなっています。
“幻”の、本物の、ヴィンテージ・メロトロン400S、です。Closer To Home を演るために、本物のメロトロンを持ち出すなんて、もはや御本家でもしません。
あまりにも素晴らしいそのサウンドたるや。間違いなく、この日のハイライトのひとつでした。
その上がKAWAI エレピMP9500、そして最上段には、名機 Mini moog 。
実はコレらを積むのを手伝ったんですが、ハモンドオルガン200kg、レスリースピーカー100kg、それはそれはもう、貴重なヴィンテージ楽器ゆえに運ぶ手も振るえるワケですが、翌日になって重たくて震えていたのか。と気付き。(爆)
これもまた、生涯忘れられない経験となりました。重くて。(笑)
当日のステージは、VOXアンプ壁の隣に、Sunnのアンプが4段積み(!)の壁が並び、更にその隣に佐藤研二さんの「日本一弾き込まれた」ヴィンテージ・マーシャル・アンプが、これまた3段積みで並ぶという、これはもう尋常ではない「サウンドの壁」が積み上げられたのです。
このヴィンテージ・マーシャルがまた凄かった!
間違いなく日本で最も使い込まれたヴィンテージのキャビネットから放たれる、誰もが正に“凄まじい”と驚愕する佐藤さんのベースプレイは、この日集まった皆さんとボクに強烈なる衝撃と印象を残しました。
佐藤さんと言えば、ジャックブルース・マニアックの世界最強・第一人者として余りにも有名です。
で。「もしもジャックブルースがグランドファンクを演奏したら。」と、これがもう本当にそれが実現してしまい、大興奮でした。
バックステージで出番前に、緊張するGFRオタクに、ジャック氏との出会った時の美しいエピソードを語ってくださり、ジャック氏の音楽の素晴らしさ、人柄の素晴らしさ、そしてGibsonベースの素晴らしさを教えてくださったサトケンさん。
ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。
そして第二幕
先の新橋ZZで、多くの高山病患者を輩出したマウンテン・トリビュート・バンド「風林火山」が、再びの噴火です。
これは機材セッティングのリハ(?)時に撮影した写真です。
ここではハモンドの上に超レアなブルーのRMI 300A が置かれています。(これぞマウンテン!)
グランドファンクの時は、このRMI を HOHNER クラビネットD6 に置き換えて、こだわりのクレイグ・セッティングにしたワケです。
更に本番当日は、マウンテン最高峰の名演として名高い「ナンタケット・スレイライド」を再現するため、このRMI の上にグロッケン(鉄琴)が置かれました。
これがその画です。
そして、この日のセットリストは、コレ。
これは、本番直前になって、モニタースピーカーに貼り付けておいた、セットリストの紙が1枚、忽然とステージ上から無くなってしまい、急遽、直筆にて、「あの方」が書いた“お宝”です。
緊急だったので、そこにあった紙に書きなぐった。という臨場感と緊張感にあふれた至玉の一枚。(が、楽屋に落ちてたんでGET)
ナンタケット・スレイライドの前のタウンタが、グチャグチャって塗りつぶされていることから、「ははあん、タウンタに関係ないメンバーの直筆か。」と、目ざといファンにはお見通しですね。(笑)
風林火山の凄まじさは、この一週間前に行われた新橋ZZのライヴレポートをご覧ください。
この日も素晴らしい演奏で、またも多くの高山病患者を出したのは言うまでもありません。
この日が初登山のクライマーの方々にひとこと申し上げますと、「あれだけ歪んでいながらも、あんな勢いで地面を這い客席を揺さぶるベースの音は、普通のベースとアンプの組み合わせでは出ないんですよ。ヴィンテージの Gibson EB-1 でなければ、そしてそれをコントロールできなければ、お客さんを低音で具合悪くすることは出来ないんです。」
昔のロックコンサートは、観客は座って聴いた。あの時代の観客は自分がノリたくてライヴを観に行ったんじゃない。という、この日のコンセプトに賛同し、椅子から立ちあがらなかった皆さん。座ってたのに疲れたのは、そーゆーワケです。(笑)
そして。第三幕は。
“選ばれし観客”の誰もが皆、“奇蹟”というこの日のタイトルの意味を、恐らくこの日を迎えるまでに想像していたスケールを遥かに超えて納得されたのではないでしょうか。
客席の多くの方が涙を流し、感動に震え、心から楽しんでいた光景を、ボクは生涯忘れる事はないでしょう。
セットリストです。
1. Hush(Deep Purple)
Key:Rei Atsumi, Bass:Kenji Sato, Drums:Roger Takahashi
2. Superstition(Stevie Wonder/ Beck Bogard Appice)
G&Vo:Kyoji Yamamoto, Key:Rei Atsumi, B:Kenji Sato, D:Roger Takahashi
3. Little Wing(Jimi Hendrix)
G&Vo:Kyoji Yamamoto, Key:Rei Atsumi, B:Kenji Sato, D:Roger Takahashi
4. Keep me haunging on(Vanilla Fudge / Rod Stewart)
Key&Vo:Rei Atsumi, G:Kyoji Yamamoto, B:Kenji Sato, D:Roger Takahashi
5. All right now(Free)
Vo:Yuichi Ikuzawa, Key:Rei Atsumi, G:Kyoji Yamamoto, B:Kenji Sato, D:Roger Takahashi
6. Move Over(Janis Joplin)
Vo:Genki, Key:Rei Atsumi, G:Kyoji Yamamoto, B:Kenji Sato, D:Roger Takahashi
7. Since I've been loving you(Led Zeppelin)
Vo:Genki, Key:Rei Atsumi, G:Kyoji Yamamoto, B:Kenji Sato, D:Roger Takahashi
8. I'm a man(Steve Winwood / Chicago)
Vo:Genki, Key&Vo:Rei Atsumi, G:Kyoji Yamamoto, B:Kenji Sato, D:Roger Takahashi
9. Don't tell me lies(VOWWOW)
Vo:Genki, Key:Rei Atsumi, G:Kyoji Yamamoto, B:Kenji Sato, D:Roger Takahashi
10. You are the one foe me(VOWWOW)
Vo:Genki, Key:Rei Atsumi, G:Kyoji Yamamoto, B:Kenji Sato, D:Roger Takahashi
<encore>
11. Rock'n Roll(Led Zeppelin)
Vo:Genki & Yuichi Ikuzawa, Key:Rei Atsumi & Ken Kawamura, G:Kyoji Yamamoto,
B:Kenji Sato, D:Roger Takahashi |
今回、ボクらはリハからご一緒させて頂いたにもかかわらず、この日もまた、涙をこらえきれず、あのイントロが場内に響き渡った瞬間、また泣いてしまいました。
ロジャーさんのキックに泣き、元基さんのシャウトに泣き。Mini moog サウンドに泣き。。。シンセやキックで泣いたの初めてでした。(笑)
更に、そこに生沢さんの凄まじい歌声が響き渡り、観客の誰もが最高のヴォーカリストの競演に酔いしれ。
そしてその場面で、ボクの耳は、いちばんすみっこで、強烈な想いを込めてピアノを弾きまくる川村ケンさんに釘付けでした。
キーボーディストの誰もが憧れる夢のような機材に囲まれた“夢の部屋”の中で繰り広げられた“師弟”の競演。
強烈なVOWWOWファンを公言されている川村さんの“夢の実現”シーンを目撃させて頂けて、まるで「信じ続ければ、夢は叶うんだよ〜!」って叫んでいるような Mini moogソロに、「やったー!」って叫んでしまい。(笑)
(で、叱られるんですが。最高〜の誉め言葉で。(笑))
この日、終始気遣ってくださり、ひとたびギターを持てば、神業のような素晴らしい演奏で観客を魅了し、そして「すべてのサウンドは弦を奏でる指から創られるんだよ」という事を目の前で実演してくださり、教えてくださった恭司さん。
ほんとうに、なにもかも、ありがとうございました。
そして、この素晴らしいコンサートを実現してくださり、あらためて凄まじい演奏で本物のサウンドを教えてくださり、ボクらをこの場所へ手を引いて連れてきてくださり、この素晴らしい Mountain Top からの景色を見せてくださった厚見さん。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました!
あれっ、ひとり写ってないっ。 ←楽屋で飲み潰れ?(爆)
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