synthesizer
Mini-moog & Taurus
いわゆるボツになった曲なのですが、これがもし発表されていたら、アルバムタイトル曲と同じくらい新しい境地へと進んでいた可能性すら感じさせるカッチョイイ曲です。 その曲の間奏はギターソロでもオルガンソロでもなく、正にシンセソロなのです。 恥ずかしながら私、シンセというとピニョ〜ンといういかにも機械的な発信音のイメージがあり、GFRには不似合いと勝手に思い込んでいたフシがありまして、ま、無知だったワケです。 ミニムーグ?昔の単音しか弾けないシンセでしょ。ってくらいの知識。 で、教わりました。 先ず、「moog は、モーグって読むんだよ。ムーグって言うと怒られるんだよ。」 から始まって、「こーゆー音だよ。」と。いつもの爆音で! ブギャブギャギャーゥイ〜ン、ギョギョギョギョーゥイゥイィィィイ〜ン!
読んで文字の如し、表現不能なワケですが、例えるなら、ひぇっ、警察が来るんじゃないか!?って咄嗟に思うほどの破壊的なサウンド。 そんな先生は常々「レア楽器ばかりのGFRの中で、クレイグフロストの楽器チョイスは正に王道の中の王道。なのに何故、ミニモーグを導入しなかったのかな?」と疑問に思っていらしたようで、私も「ここまで偶然にクレイグフロスト使用機材とAtsumiさんの使用機材が同じなのに、なんでクレイグはミニモーグは使わなかったのかな?」と思っていたのですが、THE END を聴いて、やっぱり、やっぱり。でした。 ででで。ある日。
でかっ。 「大きいスピーカーじゃないとダメよ。」との教えの通り、さっそくWEST&JBL D-130F 15インチスピーカーにつなぎいで足で「えいっ」って踏んでみました。 「げギょォーン、ど死ねぇえい!」
ゲルショッカーというか、死ね死ね団というか、そーゆー物凄く暴力的で破壊的な重低音が部屋中に響き渡り、吊るされたギターをグラグラ揺さぶって、あぶないっちゅうの。(ディケイっていうサスティンが持続するスイッチがONになっていたので、足を離しても音は止まらないワケ。焦った焦った。) 『THE END』。
なんとイントロのリフは正にこのタウラスの音、そのものです。 思えば、プログレ百科事典のような大先輩のメル派さんに、THE
END
は強烈にかっちょいいとアドバイス頂いた時点で気付くベキでした。 あ、ミニモーグにモーグ博士のサイン&メッセージが書いてありますね。 モーグ、ほんとうに強烈にカッコイイ、ハードロックなサウンドです。
GFRも使ってました! ( 当時は発表されませんでしたが。)
― 追記 ―
モーグ博士のサインとメッセージは何が書いてあるのかという問い合わせを頂きましたので、アップの写真を追加します。 なんて書いてあるのか英語なのでサッパリワッカリマセ〜ン。 ちなみにフュージョンの奏者はコントロールパネル部を寝かせて使う人が多くて、ロックの奏者はこのように立てて使うらしいです。 強〜烈なロックサウンドを放つこの素晴らしい楽器を発明された
モーグ博士のご冥福を心からお祈りします。 |